国指定重要無形民俗文化財 長崎くんち令和2年度(2020年度)踊町紹介
令和2年度(2020年度)奉納踊り町
● 「長崎くんち」奉納踊など32年ぶり中止
2020年4月12日:
新型コロナウイルスの感染拡大により演し物の稽古による感染拡大を防ぐため、今年、奉納する予定だった六つの踊町と御輿守町が辞退を申し出て、長崎諏訪神社秋の大祭「長崎くんち」は奉納踊りなどを中止することが決まりました。
1945年長崎に原爆が投下された終戦の年も原爆投下から2か月足らずで開催され市民を励まし勇気づけた「長崎くんち」。また長崎大水害の年(1982年・昭和 57年)も演し物を奉納して復興の力にしてきました。
奉納踊が中止になるのは昭和天皇の容体悪化で奉納を控えた1988年以来32年ぶりとなります。
● 令和3年度(2021年度)「長崎くんち」2年連続中止
2021年4月12日:
長崎諏訪神社の秋の大祭「長崎くんち」について、今年の踊町や同神社の関係者らが12日に協議し、今年の奉納踊りなどを中止することが決まりました。
新型コロナウイルスの感染終息が見通せないことを理由に結論を出し、中止は2年連続となります。
● 令和4年度(2022年度)長崎くんち奉納踊り3年連続中止
2022年4月28日:
長崎諏訪神社の長坂踊場は3年連続で奉納踊りのない秋を迎えます。
中止の理由は、一昨年から続く新型コロナ禍に加え、同神社宮司のセクハラ疑惑に端を発する騒動も大きく影響しています。また、新型コロナ感染対策として声を出さずに稽古した場合、とくに、引き物の船・担ぎ物などの演し物では、タイミングが合わずに怪我につながる恐れがあるほか、本番直前に関係者のクラスターが発生した場合、奉納や庭先回りができなくなるとの発言もありました。
3年連続の中止は、寂しく残念でなりません。過去2年にわたって繰り延べとなっている踊町の順番は、今回も来年に繰り延べとなります。
国指定重要無形民俗文化財 長崎くんち令和5年度(2023年度)踊町紹介
令和5年度(2023年度)奉納踊り町